2016年4-6月期GDP第2次速報と企業の設備投資動向
今日、内閣府から、4-6月の第2次GDP速報値が発表になりました。
結果はいくらかの上方修正という事で、具体的な数字を見ますと、第1次速報が実質経済成長「年率換算」で0.2パーセントのところ、今回は0.7パーセントになったという事でした。
いずれにしても1パーセント以下の数字ですから、あまりどうこう言うほどの事ではないのですが、上方修正になった主な原因は、家計消費支出が0.1%から0.2%に微増したこと、民間企業設備がマイナス0.4%からマイナス0.1%と下げ幅が縮小したこと、政府の公共投資が2.3%から2.6%に増えたことによるようです。
ちなみにいつも通り前年同期の動きを見ますと、成長率も0.8%で変わらず、内訳項目も変わっていません。
つまりトレンドとしてみると、昨年から「1パーセント弱の伸び」でそろそろ動いていることに変わりがないようです。
設備投資は法人企業統計季報の集計の関係で、第2次速報で実体に近いものが出るという事のようですが、「前年比2.1%」の伸びを維持していることに変わりはありません。
各種の状況証拠のようなものから見ていますと、大企業の動きは鈍いですが、中小、ベンチャーといったところは結構活発な動きがあるようです。
金融緩和で市中の資金は潤沢、大企業の資金量も豊富、そうしたものが、徐々に中小企業や活発なベンチャーに流れているといったことは十分考えられます。
大学発のベンチャーも増えていますし、停滞する大企業からの分社やスピンアウトの頭脳や技術が、中小企業やベンチャーで生きて日の目を見るといったことも十分考えられます。大企業とベンチャーのコラボも結構盛んなようです。
これまで蓄積された日本の基礎から応用までの幅広い技術力の蓄積が、停滞する日本経済をしり目に、多様な分野で花開くといったことが、そろそろ起きても不思議ではありません。
堅実生活をモットーとする日本人の性格から、現状の社会情勢の中では消費需要はなかなか伸びませんが、こうした新たな多様なイノベーションが、この停滞に穴を穿ってくれるようであれば、矢張り日本経済は頼むに足るもののように思えるのですが。
今日、内閣府から、4-6月の第2次GDP速報値が発表になりました。
結果はいくらかの上方修正という事で、具体的な数字を見ますと、第1次速報が実質経済成長「年率換算」で0.2パーセントのところ、今回は0.7パーセントになったという事でした。
いずれにしても1パーセント以下の数字ですから、あまりどうこう言うほどの事ではないのですが、上方修正になった主な原因は、家計消費支出が0.1%から0.2%に微増したこと、民間企業設備がマイナス0.4%からマイナス0.1%と下げ幅が縮小したこと、政府の公共投資が2.3%から2.6%に増えたことによるようです。
ちなみにいつも通り前年同期の動きを見ますと、成長率も0.8%で変わらず、内訳項目も変わっていません。
つまりトレンドとしてみると、昨年から「1パーセント弱の伸び」でそろそろ動いていることに変わりがないようです。
設備投資は法人企業統計季報の集計の関係で、第2次速報で実体に近いものが出るという事のようですが、「前年比2.1%」の伸びを維持していることに変わりはありません。
各種の状況証拠のようなものから見ていますと、大企業の動きは鈍いですが、中小、ベンチャーといったところは結構活発な動きがあるようです。
金融緩和で市中の資金は潤沢、大企業の資金量も豊富、そうしたものが、徐々に中小企業や活発なベンチャーに流れているといったことは十分考えられます。
大学発のベンチャーも増えていますし、停滞する大企業からの分社やスピンアウトの頭脳や技術が、中小企業やベンチャーで生きて日の目を見るといったことも十分考えられます。大企業とベンチャーのコラボも結構盛んなようです。
これまで蓄積された日本の基礎から応用までの幅広い技術力の蓄積が、停滞する日本経済をしり目に、多様な分野で花開くといったことが、そろそろ起きても不思議ではありません。
堅実生活をモットーとする日本人の性格から、現状の社会情勢の中では消費需要はなかなか伸びませんが、こうした新たな多様なイノベーションが、この停滞に穴を穿ってくれるようであれば、矢張り日本経済は頼むに足るもののように思えるのですが。